学力テスト
16日の仙台市標準学力検査に引き続き、今日は全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が小中学校で行われ、仙台市内では一週間に2度の学力テストが実施されました。
昨年度の全国学力テストでは、仙台市の平均正答率が小中学校とも、全国平均や大都市平均を上回りましたが、果たして今年度はどのような結果になるのか、気になるところです。
特に、昨年の次世代スーパーコンピュータ施設の誘致失敗の際に、仙台市域の教育水準が問題視された経緯もありますことから、2年続けて良好な結果が得られれば、小中学校に限っては、そのような疑問は払拭されるのではないでしょうか。
ところで、一番の課題は、学力テストの結果を教室の指導にどのように生かしていくかです。
昨年度、仙台市独自の学力テストについては、6月中旬には結果を小中学校に返却し、8月に「指導改善の手引き」を教育現場に示しています。
しかし、全国学力テストについては、文部科学省からテスト結果が示されたのが10月下旬であり、仙台市教育委員会が「学力向上に関する調査報告書」を印刷物にしたのが3月中旬です。
テストの実施から半年後に結果が示され、1年近く経ってから学力向上の改善策が示されるような取り組みでは、子供たちの指導に生かすことができるのだろうか。それこそ、改善が必要です。