CDO補佐官の後日談(その1)

 昨年12月の仙台市議会において、CDO補佐官について質問して以降、さまざまなお話をいただきました。その中に、「市長は指摘事項を初めて知ったと言っている。いきなり解任しろと言っても、市政が混乱するのではないか」というものがありました。このことに、お答えしたいと思います。

 昨年の2月頃、仙台市が藤原洋氏をCDO補佐官に任命するのではないかとの情報をキャッチしました。会派の同僚議員から担当局に対し、藤原洋氏を任命するリスクについて指摘しましたが、その指摘を無視し、任命が強行されました。

 昨年4月21日の総務財政委員会において、藤原洋氏が中国共産党機関紙「人民日報」の海外版日本月刊の理事長をしており、それに伴うリスクが懸念されること指摘しました。しかし、仙台市は何ら問題ないとして、前のめりになって藤原洋氏との関係を深めていったのです。

 藤原洋氏について調査を進めていったところ、株式会社ナノオプトニクス・エナジーの問題が浮上してきました。事実関係を確認するため、昨年11月、鳥取県に赴き、現地調査と鳥取県商工労働部や関係先に対するヒアリングを行いました。その結果を踏まえ、議会の一般質問に至ったのです。

 以上のような経過であり、問題の指摘は、いきなりではありません。市長は、藤原洋氏に関する問題を私の質問で初めて知ったと答弁していますが、疑わしい限りです。少なくとも、担当局は、私が12月議会で指摘した問題を事前に、それも相当前に把握していたはずです。担当局が市長に報告していなかったのか、市長がとぼけているのか、そのうち明らかになるはずです。

防災は事前対策

消防団の分列行進(仙台市消防出初式)


新春恒例の仙台市消防出初式が行われました。

昨年と一昨年は、新型コロナの影響で規模を縮小しての開催でしたが、今年は3年ぶりの通常開催となりました。消防団をはじめ関係者の皆様の晴れ姿を拝見し、元気をいただきました。

ところで、地域でも組織でも、安全社会の構築は個々の防災力に左右されます。不条理な災害に対し、怯んだり、諦めたりするのではなく、物心ともに準備して一人ひとりが災害を迎え撃つ覚悟と勇気を持つことが大切です。

全ての防災は事前対策にあります。今年も、地域と仙台市の安全・安心を確保するため、努力を傾注してまいります。

今年こそは良い年に

新年、明けましておめでとうございます。

年頭にあたり、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

さて、昨年は暗いニュースが目立った一年でしたが、今年こそは明るい良い年になることを祈念するとともに、そのための弛まぬ努力を傾注してまいります。

日本経済は、バブル崩壊以降、「失われた30年」と言われ、GDPも賃金も上昇していません。そんな中、政府から増税の話が出ています。増税は来年度からと言っていますが、新型コロナ大不況からようやく立ち直りつつある日本経済に破滅的な影響を与えることが懸念されます。「失われた40年」にしないよう、増税は回避しなければなりません。

仙台市政に目を転じますと、「人」がポイントになります。まず、昨年議会で指摘したCDO補佐官の問題です。仙台市がギリシャ神話に出てくる「トロイの木馬」のような顛末にならないよう、毒牙から仙台を守る、厳しい対応が求められます。

仙台市の二つ目の「人」については、まさしく人材育成です。仙台市では不適切な事務事案が多数発生しています。昨年末には、源泉所得税の滞納に伴う加算税等、約5,000万円を市民の税金で補填する始末です。人材育成の徹底的な見直しが必要です。

その他、課題は枚挙にいとまがありません。今年も、課題解決に向け全力で取り組んでまいります。ご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。

秋葉復興大臣の辞任に思う

秋葉賢也復興大臣が、昨日、岸田首相に辞表を提出し受理されました。大臣就任から4か月、何ら成果をあげることなく、「政治とカネ」などの問題が発覚し、事実上の更迭です。

マスコミ報道をみると、関係者から、「裏切られた」「情けない」などのコメントが寄せられていますが、違和感を覚えます。秋葉氏をチヤホヤし、増長させてきたのは一体誰なのか。

2016年12月、秋葉氏の選挙区の自民党支部長3人が自民党本部に、秋葉氏を公認しないでほしいと要望したことが、先日のように思い出されます。地元新聞には、「秋葉氏と連携が取れない」ことを理由としていると報道されましたが、「政治とカネ」の問題が背景にありました。

その問題を有耶無耶にしてきたことが、秋葉氏を増長させ、疑惑の数々を生み出すことになったと思います。秋葉氏だけでなく、その取り巻きも、説明責任を果たしてもらいたいものです。

ソフトテニスインドア大会


年末恒例の仙台市泉区近隣高等学校ソフトテニスインドア大会を開催しました。

「シェルコムせんだい」を会場に、今日は団体戦で、明日が個人戦です。今年も200名を超える高校生の皆さんに参加していただきました。寒さを吹き飛ばすような熱戦を期待しています。

主催者である仙台市泉区ソフトテニス協会を代表して挨拶し、まもなく迎える新年の初めに、ポジティブなことを具体的に文章で表した目標を立てることを勧めました。

高校生にとっては、おじさんのお節介に聞こえたかもしれませんが、様々な分野で言われていることです。私自身は、もちろん実行するつもりです。

毒牙から仙台を守ります

㈱ナノオプトニクス・エナジーの建物 (JT米子工場)

昨日、仙台市議会で一般質問をしました。

郡仙台市長の補佐官である藤原洋氏の経営する㈱ナノオプトニクス・エナジーは、高級電気自動車を開発製造するとして鳥取県米子市に進出。しかし、電気自動車を作ることなく、実質的に経営破綻しました。

鳥取県の補助金で取得した土地建物の一部を売却したため、補助金など約53百万円の返還を求められましたが、8年以上にわたって返還に応じていません。また、鳥取県と米子市の税金を滞納していることも判明しました。

郡市長は、補助金返還にも応じず税金を滞納している企業の経営者と、企業誘致について相談していたというのですから、唖然とします。藤原洋氏は、中国共産党の機関紙である「人民日報」の海外版日本月刊の理事長であり、何を企んでいるかわかりません。仙台を毒牙から守らなければなりません。

それにしても、郡市長の答弁は、小学生でもおかしいと思うような、人を馬鹿にしたものです。仙台市政も地に落ちたものです。何としても、仙台市を毒牙から守り、立て直していかなければなりません。

雪道おたすけ隊 活動開始

 昨夜から降り始めた雪は、泉中央でも4センチ程度積もり、早速、「仙台雪道おたすけ隊」の活動を開始しました。

 「仙台雪道おたすけ隊」というのは、冬道の安全な通行を確保するため、除雪や凍結防止活動に協力する団体として仙台市が認定したものです。仙台市からは凍結防止剤が提供されます。市民協働事業ですね。

 私が所属する仙台泉中央ライオンズクラブの奉仕活動として、防犯パネルを設置させていただいている泉警察署北側の歩道について、この冬、除雪・融雪を行うこととしました。

 早朝5時から除雪を開始。踏み固まっているため、除雪はほどほどにし、点字ブロック周辺に凍結防止剤を散布しました。午後、確認すると、凍結防止剤の効果で融雪が進んでいることから、除雪作業を行いました。

 除雪は、活動の成果が如実に表れるので、心して取組みます。

朗報です!

 ブログを再開します。市長選やその後の会派分裂騒動があり、しばらくお休みしておりました。折を見て、この間の顛末はご報告したいと思います。

 再開にあたり、まずは朗報からです。家庭用電気式生ごみ処理機を購入する際の補助金の追加募集が決まりました。

 コロナ禍で、生活様式が変化し、家庭ごみは増加しています。一方で、ごみ減量に対する意識が向上していることから、電気式生ごみ処理機購入費補助金のニーズも高まっています。

 8月末で補助予定台数250台に達したため、補助金の受付が打ち切られていました。このため、9月の決算等審査特別委員会で、この問題を取り上げ、追加募集を求めていたところです。

 環境局の適時的確な対応を大いに評価したいと思います。追加募集の詳細については、市政だより11号や市ホームページ・ワケルネットをご確認願います。

怠ってきた保健所強化

 仙台市における新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。

 仙台市の最近1週間(3月22日から29日)の新規感染者数は658人で、人口10万人当たりでは60.26人となり、東京都(18.11人)の3.3倍にもなっています。また、感染経路不明者は何と65.0パーセントです。

 仙台市保健所は、繁忙を極め、感染者の行動歴調査が追い付いておらず、濃厚接触者の特定も十分に行われていません。また、濃厚接触者のPCR検査も遅れていることから、市中感染拡大のリスクは高まる一方です。さらに、昨日、重症者数を正確に把握していないことが明らかになりましたが、その理由が何と、多忙とのこと。

 どうして、仙台市保健所が機能麻痺を起こしているのか。感染者の急増が原因ではありますが、リスクマネジメントを怠ってきたことも重大な要因です。

 昨年、国の緊急事態宣言が解除された後、保健所支所長から、感染拡大の第二派、第三派に備えて、新型コロナへの対応を保健所本所に一元化し、支所の人員を本所に集約し一括管理とし、業務の効率化を図りべきだとの提案が出されました。しかし、市の幹部は無視しました。非常時には、資源を集中的に投下することが危機管理の鉄則ですから、支所長の提案は理にかなっています。実現していれば、これほど深刻な状況になっていなかったのではないかと悔やまれます。

 仙台市は、昨年3月以降、小出しに場当たり的に人員配置を行ってきましたが、業務の増加に対応しきれていません。昨年の時点で、感染の急拡大に備えたリスクマネジメントを行うべきでした。しかし、今は感染急拡大の危機事案が発生している非常時です。今すべきは、惜しまず行政資源を集中投下し、迅速な対応を行うことです。引き続き取組みを求めてまいります。

 

コロナ終息への願い

 今日は、仙台の伝統行事「どんと祭」の日です。正月飾りを焼き、御神火にあたることで一年の無病息災・家内安全を祈願します。

 例年であれば、私が奉仕している七北田愛宕神社のどんと祭も、多くの参拝者で賑わうところですが、今年は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する観点から、夜店の出店をお断りし、神事と、御神火のみ斎行となり、静かなどんと祭となりました。

 どんと祭参加者の願いは、コロナの一日も早い終息です。

 仙台市と宮城県の発表によれば、新型コロナウイルスの新規感染者の最多を更新したとのこと。どんと祭参加者の願いを現実のものとするためには、国と地方自治体が連携した効果的な取り組みが必要です。