アリオ仙台泉の後利用

泉中央の大型商業施設「アリオ仙台泉」が来年1月末をもって閉店することが明らかになりました。閉店によって、地域住民の利便性だけでなく、泉区のまちづくり、特に、今進められている泉区役所建替事業への影響は深刻です。

このため、今開会中の仙台市議会の一般質問で取り上げました。泉区役所の建替事業は、単に区役所の建替えだけでなく、泉中央地区の課題解決も目指して、これまでにない事業手法を採用し進められてきました。

令和3年6月に策定された「泉区役所建替事業方針」では、泉中央地区の現況・課題として、「機能集約型の都市づくり」が必要であるとし、「特に、駅前においては商業・業務機能の集積が求められている」としています。

アリオ仙台泉の閉店により、数少ない商業機能の一つが無くなることになります。閉店後の土地や建物の利用計画次第では、泉区役所建替事業の前提が大きく崩れることになります。仙台市は、建物所有者(事業者)等に対して、今後とも商業機能を確保し、泉中央地区に求められるまちづくりを行うよう、積極的な働きかけを行う必要があります。

当局は当事者意識に欠ける答弁をしましたので、再質問、再々質問を行い取組を求めました。副市長から、『泉中央地区のヘソの重要な場所です。ですから、庁内の関係局が集まった上で、内容、提案も含めて検討し、デベロッパーに働きかけていきたい」旨の答弁を引き出しました。

この問題は、泉中央地区のまちづくりを進めるうえで、極めて重要です。事業者並びに仙台市の取組を注視し、行動してまいります。