再生可能エネルギーに逆風が吹いています。釧路湿原に建設中のメガソーラーが「環境や生態系のバランス」を壊すと問題になっています。
ここ仙台市においても、秋保地区で計画されている国内最大級のメガソーラー事業が大きな波紋を呼んでいます。約600ヘクタールにも及ぶ山林に大規模な太陽光発電所や工場を建設するといういものです。
森林伐採に伴う生態系の破壊や土砂災害リスク、さらには仙台市の水源地であることから、事故があった場合に有害物質が流失し、水質汚染を引き起こす危険性が懸念されています。
仙台市は本年9月、「森林を含む敷地1ha以上、または出力400キロワット以上の太陽光発電事業については自粛を強く求める」指導方針を打ち出しました。
しかし、条例改正により法的に規制をかけることはしていません。福島市などでは条例による規制に踏み切っており、仙台市にも同様の決断が求められます。
一方で仙台市は、新築住宅への太陽光パネル設置を義務化しようとしています。この施策には大きな問題があります。そのことは改めて報告します。