ダイコンの花言葉 潔白

 春先にベランダの土の中から出てきた植物がどんどん大きくなり、いつの間にか綺麗な白い花が咲きました。ダイコンの花です。昨年の暮れに収穫したダイコンを土に埋め、その都度掘り起こして食べていましたが、どうも1本だけ残っていたようです。

 ダイコンの花言葉をご存知でしょうか。『潔白』です。そこで、私があらぬ疑いをかけられて、というよりは、とんでもない方々から嫌がらせを受けましたが、正々堂々と主張し、潔白が証明されたことを書きます。

 平成28年2月に開催された仙台市都市計画審議会において、議案審議の中で発言したことが、一般財団法人厚生会の名誉を棄損したとして、当該法人から330万円の慰謝料を求める民事訴訟が提起されました。

 原告の主張は根拠を欠くものであり、一審の仙台地方裁判所も、二審の仙台高等裁判所も原告の請求は理由がないとして、請求を棄却しました。私の全面勝利でした。原告の主張が認められるようでは、審議会等における活発な議論が妨げられることになり、各分野で深刻な事態になります。原告の請求が棄却されたのは当然の結果です。

 また、平成30年3月に仙台市民オンブズマンから住民監査請求が出されました。彼らの請求は、私が平成24年度に政務調査費を充当した事務所費が不正だとするものです。まったくの言いがかりであり、ナンクセです。亡くなった父を冒とくするような内容であり、許せません。監査委員に資料を示し説明しました。当然の結果、オンブズマンの請求は棄却されました。仙台市のホームページに掲載されていますのでご覧ください。

 民亊訴訟と住民監査請求のいずれの場合も、マスコミは、最初は面白おかしく報道しますが、その結論が得られたときはあまり報道しません。報道してもほんの少しのスペースです。そのため、私が全面的に勝利したこを知らない人がいます。あらゆる機会をとらえて、説明してまいります。正々堂々と主張してまいります。 

御藩祖をどり

「御藩祖をどり」という歌をご存知でしょうか。昨年、83年ぶりに復元され、青葉まつりで披露されたご幻の当地ソングです。

 昭和10年の伊達政宗公300年祭では、仙台城跡に政宗公騎馬像が建てられ、政宗公を讃える記念の歌が作られました。この歌が「御藩祖をどり」です。

 作詞が西條八十さん、作曲が中山晋平さんで、昭和10年5月12日、仙台産業観光博覧会の開会式で披露され、NHKラジオで全国放送されたそうです。

 ところが、警察による検閲で発表禁止処分になりました。3番の歌詞に「仙台城に祀る玉座の十四代」とあり、玉座が不敬に当たるとされたそうです。初披露の後お蔵入りとなってしまいました。

 政宗公生誕450年の平成29年、直筆の楽譜が中山晋平の出身地、長野県中野市の中山晋平記念館に残されていたことが判明しました。歌の復元に取り組んだのは、宮城教育大学の大泉勉名誉教授、男性合唱団「いずみオッチェンコール」、ピアノ伴奏の尾澤香織さんです。

 このお話を、楽譜を探し当てた佐々木伸さんに教えていただき、感慨を新たにしました。今年も青葉まつりで山鉾に乗せていただきましたが、昨年以上に、山鉾の上から眺める仙台の街並みが輝いて見えたのは、佐々木伸さんの「奥州・仙台の謎解き」を読ませていただいたからでしょうか。

羽生結弦さん、お帰りなさい!

 羽生結弦選手が、20日に行われたフィギュアスケートモニュメントデザイン発表式に出席してくれました。羽生選手を前に(実際には後ろに座っています)、お祝いの言葉を述べました。何をお話ししたか忘れないように、書き残しておきます。

 あらためまして、羽生結弦選手お帰りなさい。多くの仙台市民、そして、全国各地からこの会場に駆けつけてくれた応援団の皆さんが、あなたを待っていました。

 オリンピック2連覇という歴史的快挙を成し遂げ、世界中を魅了し続けるあなたを、私たちは誇りに思っています。

 「心・技・体」という言葉がありますが、すぐれた技術と、しなやかでタフな体、心の強さを兼ね備え、ケガや困難を乗り越えて、勝利へと、ひとすじに突き進む凛々しい姿は、「伊達の若武者」のようです。

 また、厳しい練習の中にあっても、東日本大震災で傷ついた人々を「結弦スマイル」で励ましてくれました。いつも、どんなときも、ふるさと仙台に思いを寄せてくれるあなたの優しさを、私たちは忘れません。

 今日、お披露目されるモニュメントには、多くの方々のご協力と、熱い思いが込められています。このモニュメントが、羽生選手と私たちの絆をさらに深め、ともに、未来へと、力強く歩んでいくためのシンボルとなって、人々に勇気を与えてくれることを期待しています。

 これからも、体調管理には気をつけて、さらなる高みへと羽ばたいてください。「羽生劇場」の、次なるステージを楽しみにしています。羽生選手のなお一層のご活躍をお祈りして、お祝いの言葉といたします。

 

春の植木市が始りました

 仙台の春を彩る、「春の植木市」が今日から始まりました。

 強風の中での開市式となりました。祝辞で、「花や緑のある生活を通して、豊かな心と、杜の都の文化をしっかりと受け継ぎ、今後とも、百年の杜づくりに取り組んでまいりましょう」とお話しました。

 4月27日まで、西公園で開催されています。一度、覗いてみてはいかがでしょうか。

豊かな海づくり

 先日、全国豊かな海づくり大会宮城県実行委員会の第2回総会に出席しました。

 全国豊かな海づくり大会は、魚食国である日本人の食卓に、安全で美味しい水産食料を届けるために、水産資源の保護・管理と海や湖沼・河川の環境保全の大切さを広く国民に訴えるとともに、つくり育てる漁業の推進を通じて、明日のわが国漁業の振興と発展を図ることを目的として、都道府県ごとに毎年各地で開催されています。

 宮城県では、第40回大会が来年秋に石巻市を会場に開催されます。実行委員会では、大会の基本計画が協議され、天皇皇后両陛下のお手渡し魚種にイワナ、マガキ、エゾアワビ、ノリを選定し、御放流魚種にヒラメ、ホシガレイを選定しました。

  また、大会テーマを『よみがえる 豊かな海を 輝く未来へ』に決定し、大会キャラクターコスチュームデザインも決定しました(写真のむすび丸を参照)。

 今年の秋には、1年前プレイベントなどを開催し、大会に向けた機運を盛り上げていくこととしています。

自衛隊入隊予定者激励会

 先日、自衛隊入隊・入校予定者激励会に出席し、ご挨拶をさせていただきました。

 この激励会は、仙台市自衛隊家族会が主催し、仙台市が共催する形で行われ、入隊・入校予定者146名とその家族や関係者がが出席しました。

 自分で選んだ仕事や学校とはいえ、人生の新たな一歩を踏み出すにあたっては、誰でも多少なりとも不安はありますが、それ以上に、若い人たちの顔には希望と期待が現れているように見えました。

 自衛隊という素晴らしい仕事に誇りを持ち、心身を鍛え、訓練に励み、家族や国民の期待に応えられる存在となることを願っています。

東日本大震災追悼式

 春の嵐となった3月11日、「鎮魂と慰霊の日」を迎えました。

 若林区文化センターで行われた「東日本大震災仙台市追悼式」に出席し、仙台市議会を代表して、追悼の言葉を申し上げました。

 あれから8年、私たちは復興の歩みを着実に進めてきました。しかし、心の復興など、長い時間をかけて取り組まなければならない課題も残っています。

 ときが流れ、時代が平成から次の世に移ろうとも、私たちには震災の経験と教訓を後世に語り継いでいく責務があります。

 市民の安全・安心な暮らしのため、災害に強いまちづくりへの誓いを新たにしました。

卒業式シーズン

 3月に入り卒業式シーズンを迎えました。仙台市内では、高等学校が3月1日、中学校が3月9日、ほとんどの小学校が3月19日です。大きな夢と希望を抱いて母校を巣立っていく皆さんに、心からのエールを贈ります。

 学校の卒業式ではないのですが、先日、「せんだい豊齢学園」の修了式に出席しました。せんだい豊齢学園は、健やかで生きがいを創造しつつ、生涯にわたって自立できる高齢者づくりの推進と、要介護高齢者となっても安心して暮らすことができる地域社会づくりを担う人材養成を目的に、仙台市健康福祉事業団が平成4年に設置したものです。

 今年の修了生は、2年制の「総合生活コース」が56名、「ふるさと文化コース」が52名、1年制の「75歳からのアクティブライフコース」が40名です。

 いくつになっても、向上心をもって集い、ともに学び、実践する学園生の姿は、私たちのよき手本です。高齢者の方々が意欲的に活動することがまちの元気の源となり、活気を与えてくれます。

 この学園で学んだ成果を存分に発揮されて、地域づくりや生活環境を豊かにする取り組みにご尽力していただくことを期待しています。

奉祝天皇陛下御在位30年

 去る2月24日、天皇陛下御在位30年式典が国立劇場において政府主催で行われ、私も政令指定都市の議長として主席しました。

 式典はテレビで中継放送されましたので、ご覧になった方々も感銘されたと思いますが、天皇陛下のお言葉、天皇皇后両陛下のお振舞いに、会場全体が敬愛の念につつまれました。感極まったのは私だけではなかったと思います。

 また、26日には皇居に参内する機会を得て、宮内庁主催の「宮中茶会」に出席しました。

 皇居豊明殿において、代表者の祝詞、天皇陛下のお言葉、代表者の挙杯と続き、終わって、天皇皇后両陛下は皇族殿下とともに出席者とご歓談になられました。24日の式典で国民代表の辞を述べられた福島県知事の内堀雅雄さんを始め、記念演奏で独唱した三浦大知さん、プロ野球元監督の王貞治さんや女優の黒柳徹子さんらの出席者と御歓談されました。

 これまで、国と国民の安寧と幸せを祈り、天皇のお務めを果たされてこられた陛下に衷心より感謝申し上げますとともに、改めて御健勝をお祈りいたします。

先が見えない道路照明灯問題

第1回定例会の代表質疑が終わりました。6会派のうち3会派が取り上げた道路照明灯問題は混迷を深めています。

初日に質問した自由民主党と公明党仙台市議団に対して市長は、「実態を調査したうえで対応したい」旨の答弁に終始しましたが、議会終了後に、マスコミのぶら下がり取材に「市政運営のトップであり、給与削減は選択枝としてあり得る」と答えたのです。

議会では答弁せず、舌の根も乾かないうちに、マスコミに対して踏み込んだ話をしたのです。市長は議会を一体何と考えているのか、議会軽視も甚だしいと言わざるをえません。翌日、副市長を呼び出し、厳重に抗議しました。

第一会派や第二会派が態度を硬化することは避けられず、また、問題の実態が明らかになる前に、市長が軽々しく責任のあり方を発言したことで、最終決着に向けたハードルが一段と高くなったと思われます。