避難所のトイレについて考える

災害時に水洗トイレが使用できない場合、皆さんはどう対応しますか。

先月実施した市名坂小学校区避難所運営委員会の避難所防災訓練において、避難所のトイレの問題について参加者の皆さんと一緒に考えました。

避難所のトイレの問題は、避難者の健康に重大な影響を及ぼします。トイレ環境は、飲料水や食糧の確保と同様に、避難者にとって深刻な問題です。

しかし、仙台市の避難所のトイレの現状については、私が昨年の12月議会で指摘したように、問題だらけです。内閣府は、平成28年4月、「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」を示し、市町村に対して、災害時のトイレ確保・管理計画を作成し、地域防災計画に反映すること求めています。残念ながら、仙台市はこの対応をまったく行っていません。

防災環境都市と標榜していますが、実態は恥ずかしい限りです。思考停止していると言わざるを得ません。6月の代表質疑において防災意識のアップデートを強く求めました。

避難所に避難されてきた方が、トイレを快適に使い、トイレを我慢する必要のない環境を作ることは、災害関連死の防止にとっても非常に重要です。これからも、トイレの問題の改善を含め、避難所の充実を求めてまいります。

 

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