今開会中の仙台市議会で、代表質疑に立ち、ツキノワグマ対策について取り上げました。
仙台市は他自治体が相次いで設置した首長トップの対策本部を設けず、区役所(総合支所)任せの対応に終始してきました。危機感の欠如と言わざるを得ず、市としての統一的な判断と指揮が不十分だったことは重大な問題です。
12月になってようやく「ツキノワグマ被害防止対策パッケージ」が公表しましたが、冬眠期直前での対応は明らかに遅く、場当たり的との印象は否めません。駆除を担う実施隊の体制や、ヤブ刈り、個体数管理の不十分さなど、課題は山積しています。
私は質疑を通じ、対応の遅れに対する責任を厳しくただすとともに、「人命最優先」の立場に立った対策を行うよう、市長に強く求めました。市民の不安に真正面から向き合う姿勢が、今こそ問われています。
