CDO補佐官の後日談(その3)

 藤原洋氏は、現在も仙台市のCDO補佐官に留まっていますが、その職務をまもなく失うことになります。

 仙台市議会の予算等審査特別委員会で質疑をしました。ポイントは二つあります。その一つは、CDO補佐官の任用等について適用している要綱に当てはめて、解任すべきとするものです。

 具体には、藤原洋氏が理由もなく、決まっていた職務を拒んだことは、解任理由の「勤務成績が良くない場合」に該当するのではないか。また、病気療養中で復帰の見通しがないという状況は、解任理由の「心身の故障のため職務の遂行に支障があり、又はこれに堪えない場合」に該当します。

 ポイントの二つ目は、百歩譲って解任できないとしても、任期の更新はすべきでないとするものです。

 仙台市長は、藤原洋氏を起用した理由の一つとして、総務省の委員をしていることを挙げています。そこで、私は、国会議員を介して、総務省の認識を聞きました。総務省は、「鳥取県における問題を重く受け止めており、現在の委員の更新については、極めて困難な状況にある」との認識を示しました。

 地方自治を司る総務省が鳥取県における株式会社ナノ・オプトニクスエナジーの問題を重要視するのは当然のことです。事ここに至っては、仙台市が藤原洋氏の3月31日までのCDO補佐官の任期を更新することはないと考えます。最後まで注視してまいります。

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