拉致救出署名を提出

 市民・県民の皆様にご協力いただいた「拉致問題の早期解決を求める署名」11,251筆を、参議院議員会館の会議室において、国会議員の超党派で構成する「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟」に提出し、立法府での取り組みを求めました。

 また、「救う会宮城」「宮城県議会拉致議連」「仙台市議会拉致議連」の三者連名による、内閣総理大臣あての「北朝鮮による拉致被害者の救出を促進する要請書」を議連の皆様に託しました。

 提出者側の出席者は、「拉致被害者家族会」の増元照明さん、「救う会宮城」安藤哲夫会長、和田政宗参議院議員、そして仙台市議会拉致議連からは、会長の私、幹事長の菊地崇良議員、事務局長の髙橋卓誠議員の3名です。

 議連側の出席者は、議連会長代行の山谷えり子参議院議員、議連幹事長の松原仁衆議院議員、事務局長の北村経夫参議院議員、笠浩史衆議院議員、榛葉賀津也参議院議員、高木かおり参議院議員の皆様です。

 お忙しいところ、時間を割いていただき感謝申し上げます。拉致被害者の一日も早い救出に向けて、あらゆる手段を講じていただくこと願うものです。

これが仙台市役所新庁舎?

仙台市役所新庁舎のイメージ図

 12月2日に、建て替えを予定している仙台市役所の基本設計を行う業者の選定結果が公表されました。

 仙台市では、今年の8月から、本庁舎建替基本設計委託に係る受注候補者の選定手続きを公募型プロポーザル方式にて進めてきましたが、10者から応募があり、公募型プロポーザル審査委員会の一次審査で5者に絞り込み、11月29日に行われた二次審査を経て、受注候補者と次点者が決定したものです。

 審査委員会の委員に「せんだいメディアテーク」の設計に携わった方々が委嘱され、委員長に伊東豊雄氏が選任された時点で、仙台市役所の新庁舎が「せんだいメディアテーク」のような建物になるのではないかとの懸念が議会において示されました。

「せんだいメディアテーク」は、建築の分野では高く評価されているとのことですが、安全性や維持管理に重大な問題があります。東日本大震災では、ガラスが割れ路上に落下し、天井も落下しました。幸いケガ人はいなかったようですが、大きな被害が発生しました。また、平成30年の地震では、天井が落下しケガ人が出ました。加えて、奇抜な建物であることから、維持管理に年間約3.5億円(人件費を除く)もの多額の経費を要するなど、大きな課題を抱えています。

 公募型プロポーザル方式は、透明性と公平性の確保が課題であるといわれており、総務財政委員会において、毎回この問題を取り上げ質疑してきましたが、今回の選定結果を見ると、懸念が現実のものとなりました。

 そもそも、今回の公募型プロポーザルは、技術提案を審査し基本設計業者を選定するものであり、建物案を審査するものではありませんが、二次審査のプレゼンテーションの場が建物案の審査をしているかのような誤解を与え、印象操作の場に利用されたのではないかとの疑問があります。

 応募された提案が、審査委員会の評価を得るためには、審査委員長をはじめ委員の好みの提案になることは、自明の理であると言えますが、基本設計を担う業者の選定が、見えざる手によって行われたのではないかとの疑念を現時点で払拭することは出来ません。東日本大震災を経験した仙台市の新庁舎が、何より、大規模災害に対応できる、安全で機能性の高い建物になるよう、この問題に取り組んでまいります。

 審査委員会の報告書が公表されていないので、担当部署に確認したところ、現在作成中とのこと。委員長から市長への報告もなされていません。業者名は公表されたが、どのような審査を行い、どのような評価が行われたかはブラックボックスです。仙台市政は闇の中です。