南光台トンネル開通

 都市計画道路「宮沢根白石線」の南光台トンネルが開通し、浦田工区が全線開通しました。これによって、市道鶴ケ谷中山線が県道仙台北環状線及び国道4号と繋がることになりました。

 浦田工区については、平成14年度に着手し、平成23年に国道4号から県道仙台北環状線までの123mが先行的に開通しました。そして、今日6月29日、南光台トンネルを含む残り700mが開通しました。

 この開通により、市中心部方面や市北西部方面へのアクセス向上が図られるとともに、周辺の交通環境の改善が期待されます。

定例会を終えて

 6月24日で、仙台市議会の第2回定例会が閉会しました。閉会にあたって、現任期中最後の本会議ということで、ご挨拶をさせていただきました。

 議会改革のこと、災害対応法制の見直しのことなど、お話させていただきましたが、積み残しとなっている課題の「いじめによる自死」「道路照明灯の不適切な電力契約」にも触れました。特に、道路照明灯問題に対する当局のスタンスには疑問を持たざるを得ません。

 議会改革については、一定の成果を上げたと思います。議長就任以来、「政策立案機能の強化」「議会へのアクセシビリティの向上」を目指して取り組んできました。

 政策立案に向けた新たな枠組みによる取組を通じて、「仙台市人と猫の共生に関する条例」が制定されました。また、大学との連携により政令指定都市で初となるインターンシップ学生の実施のほか、市民の関心や理解を深め、広く開かれた議会への取組を進めてきました。

 残念なのは、もう一つの条例「財政条例」が日の目を見なかったことです。最も取組が進んでいたと思っていましたが、第一会派が提案を見送りました。地方分権が進み、議会の役割と責任が増しています。財政条例制定の意義は大きいものと考えていただけに、残念です。

 次の任期の議会においては、市政課題の解決に向けた活発な議論が行われることを願うものです。もちろん、そのために、私は最大限の努力をしてまいります。

久しぶりの剣道大会

 久しぶりに剣道大会に参加しました。仙台泉中央ライオンズクラブ会長の代理として、第44回泉区少年剣道練成大会に参加しお祝いを述べました。

 20年以上前に、七北田剣道クラブで私の息子を指導していただいた鈴木利勝先生が、主催者である泉区剣道連盟の会長に就任されて初めての大会であり、その大会で壇上に並ぶことができ、大変光栄なことだと思いました。

 写真は、日本剣道形の演武で、打太刀が鈴木利勝教士七段、仕太刀が千葉忠洋教士七段です。鈴木利勝先生は、会長になっても演武をお勤めされるとは、さすがです。

 それにしても、少年剣士の数が少なくなっていると思います。少子化の波が剣道にも押し寄せているのですか、と事務局の人に尋ねましたら、それだけではありませんとの答えでした。

 昨年10月に、仙台市教育委員会が作成し、各学校に示した「運動部活動の方針」により、中学生の各種大会への参加が制限されることになったため、中学生の参加が例年より少ないとのことでした。今後、「運動部活動の方針」の影響は随所に現れ、各種大会の開催時期や開催方法の見直しが求めらることになると思います。競技団体にとっては、会場確保が思うようにいかないことから、頭の痛い問題です。

安全安心は非売品

   6月には、いろんなところで防災訓練が行われます。仙台市でも、6月12日の「市民防災の日」に、仙台市総合防災訓練が行われました。仙台市の総合防災訓練は、シェイクアウト訓練中心の「市民参加型訓練」と「防災関係機関等連携実働訓練」の二部構成です。

 宮城県消防学校で行われた連携実働訓練は、消防はもちろんのこと、自衛隊や警察、そして災害時応援協定締結団体が参加し、規律良く、効率的に行われました。

 防災に対する考え方で、自助・共助・公助という言葉があります。市民参加型訓練が「自助」の訓練だとすれば、連携実働訓練は「公助」の訓練です。一方で、「共助」が中心となる避難所の訓練も行われました。

  6月15日に、私が委員長している市名坂小学校区避難所運営委員会で避難所防災訓練を行いました。土曜日の朝にマグニュード7.5の地震が発生したとの想定で、地域が主体となって避難所を開設し、運営する訓練を行いました。翌日の河北新報の記事をご覧になった方もいらっしゃると思いますが、平成26年度から毎年行ってきました。

 避難所の開設は、基本的には仙台市が行うことになっていますが、災害の発生時間帯によっては、行政が速やかに開設することは困難であり、その場合は、避難所運営委員会のメンバーを中心とする地域の皆さんで開設することになります。また、開設後の運営については、避難所運営委員会が主体となります。訓練では、それぞれの役割と任務を確認しました。

 安全安心を、お金で買おうとしても、得られるものはごく一部です。市民、地域、行政がそれぞれの役割をしっかりと果たし、築きあげて行くことが大切であると考えます。