本会議
ここ10年ぐらいの間に、全国的に自治体議会改革が進んだと言われていますが、議会改革は、手段であって目的ではありません。改革をして、どういう活動に取り組むのか、地域の課題をどれだけ解決できるかが肝心です。
私が議長に就任して取り組んだのが、まずは政策立案機能の強化です。これまで、仙台市議会では、議員提案でいくつかの政策条例を制定してきましたが、全会一致のもとで検討してきたため、一部会派の検討からの離脱などで暗礁に乗り上げることが数多くありました。
そこで、政策提言をより活発にし、議会の政策立案機能を高めるための新たな枠組みを構築しました。現在、この枠組みに基づき、二つテーマについて精力的な取り組みが進められています。
また、広い意味で議会へのアクセシビリティを高めるための施策にも取り組んでいます。議会インターンシップの実施、政務活動費収支報告書等のインターネット公開、議会広報の充実、傍聴環境の改善などが挙げられます。
特に、インターンシップ実習生の受け入れは、市議会に対する若い世代の関心や理解を深め、市議会をより身近に感じてもらうことを目的に実施しましたが、予想を超える成果がありました。大学との関係が深まることで、政策立案機能強化の取り組みにおいて大学の知的資源の活用が進むなど、新たな連携施策の展開が期待されます。
議会改革を決して自己満足に終わらせることなく、「政策に強い議会」を目指し、市民目線に立った議会改革を進めてまいります。
インターン実習生との懇談
※リンク先の録画中継は仙台市議会の議会中継ページのものです。