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バスの規制緩和

 今議会2度目の質問に立ちました。テーマは、「教育旅行と貸切バス問題」です。

 先月、大阪府でスキー客を乗せたバスがコンクリート柱に激突し、27人の死傷者を出す事故がありました。原因は運転手の居眠り運転でしたが、その背景には、貸切バスの規制緩和の問題があります。

 200年の規制緩和で、貸切バスに中小事業者の参入が相次ぎ、様々な影響が出ています。過当競争により低価格での受注、無理な運行、過労運転という状況がバス業界で発生しています。

 宮城県でも同じような状況にあります。調べてみますと、10年前に比較してバス会社は2倍以上に、貸切バスは1.5倍以上に増えています。

 一方、小学校や中学校では、修学旅行や野外活動でバスを利用しています。修学旅行の経費は安く抑えられていますが、これは貸切バスの低価格に支えられている面も否定できません。

 修学旅行をはじめとする教育旅行における児童生徒の安全をどのように確保するのか。教育委員会は、貸切バスの問題を他人事せず、しっかりと対策を取っていただきたい。
 

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