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堂庭山廃寺宝塔跡

 ワールドカップ準決勝をテレビ観戦。フランス勝利の余韻が残るなか、朝の準備をというとき、下から突き上げる感じの地震だ。地震のショック療法で、ブログの書き込みを再開します。
 震源地を調べると、仙台市と大和町の境、宮床ダム付近のようです。宮床ダムの近くに「堂所(どうどころ)」という地区があります。もちろん仙台市です。今回はそこで寺院遺構が発見された話をします。
 昭和42年、堂所の早坂さん(この集落のほとんどの家が早坂姓です)が裏山の堂庭山に山芋掘りに行って、頂上付近で古瓦を発見。早坂さんはそれを泉町文化財保護委員会委員長の斎藤栄吉(私の養祖父です)に託しました。
 泉町文化財保護委員会で調べてみると、古瓦が確実に出土し、礎石様の割り石もあるということで、3名の専門家に調査を依頼しました。
 発掘調査の結果、10世紀中ごろに建てられた宝塔(寺の塔)があったことがわかりました。平安時代に、このような奥地に寺院があったとは驚きです。どんな役割を果たしていたのか、興味がわいてきます。

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     堂所集落にある標柱

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